大阪万博開幕!世界中から技術と文化の最先端が集まる場所

2025年4月13日、日本国際博覧会(通称大阪・関西万博)が開幕しました。今回は初日に会場を訪れた鉢嶺祐矢の足取りと共に、万博の様子をお届けします!

大阪万博開幕!世界中から技術と文化の最先端が集まる場所

目次

  1. 大阪万博について
    • 大阪万博のテーマ
    • 開催期間や開催場所は?
  2. 会場の様子
  3. 大人気の大阪万博限定グッズ
  4. 新時代を感じさせる大阪万博の会場設備
    • 多様性文化の象徴?オールジェンダートイレ
    • 未来のセブンイレブンの姿とは?
  5. 各国のパビリオン
  6. Adoによるスペシャルライブ
  7. 最後に

1.大阪万博について

日本で万博(登録博覧会)が開催されるのは20年ぶり3回目。大阪で開催されるのは55年ぶり2回目となります。

158の国と地域に加えて、9つの国際機関が参加します。これは日本で開催された万博の中で最多で、万博史上でも最多級の参加国数です。

大阪万博のテーマ

今回の大阪万博のテーマは、「いのち輝く未来社会のデザイン」です。サブテーマとして以下の3つも設定されています。

  • いのちを救う
  • いのちに力を与える
  • いのちをつなぐ

これらのテーマに加え、大阪万博の目標も示されています。

持続可能な開発目標(SDGs)達成への貢献日本の国家戦略Society5.0の実現。これらのテーマと目標は万博の内容にどのようにかかわっているのでしょうか?

例えば、パビリオンの出展者はSDGsの17個の目標のうち1つ以上を展示の内容に盛り込まなければいけないそうです。

開催期間と開催場所は?

大阪万博の開催場所は大阪湾に浮かぶ人工島、夢洲です。

開催期間は、2025年4月13日から10月13日までの184日間です。この期間内であれば、チケットを持っている人はいつでも入場することができます。

2.会場の様子

大阪万博開幕を迎えた4月13日、鉢嶺は大阪万博の会場を訪れていました。

道中鉢嶺はタクシーを利用して会場へ向かいました。その際、地元で走りなれているベテランタクシードライバーの方でも道に迷ってしまっていました。

その理由は、会場までの道に標識などがほとんどなく道が分かりづらかったからです。このあたりの整備は今後の課題になってくるのではないかと感じました。

会場に着くと真っ先に目に入ってきたのは、万博参加国の国旗が掲揚されている様子です。

色とりどりの様々な国旗が風になびいているのを見ると、万博にやってきたという実感が湧いてきます。

国旗の横を抜けて入場ゲートをくぐると大阪万博のシンボル、大屋根リングが見えてきます。

会場全体を巡るように設計されたリングには木材が使用されていて、木ならではの温かみを感じるデザインになっています。

会場の南西、大屋根リングの内側に位置するウォータープラザでは、噴水ショーを見ることもできます。

3.大人気の大阪万博限定グッズ

大阪万博初日の午前中、物販コーナーは人で溢れていました。ここでしか買えない限定グッズの数々を求めた人が大行列を作っていたのです。

交通系ICカードのicocaのほか、サンリオやファミリア、たまごっち等とコラボした限定グッズの数々は特に人気で、それぞれのグッズ専用の待機列ができているほどでした。

鉢嶺一行も今回の万博の思い出を形に残すため、あるいは知人へのお土産としてグッズを購入しました。複数人で購入したこともあり、合計額はなんと約20万円に。

これらのコラボグッズはフリマアプリなどで定価の2~5倍の値段で出品され、それらが次々と購入されていく様子が万博初日のうちに確認できました。

4.新時代を感じさせる大阪万博の会場設備

万博といわれると、皆さんが気になるのは各国による最新技術の展示などだと思います。しかし、大阪万博の見どころはそれだけではありません。

多様性文化の象徴?オールジェンダートイレ

まずは、会場に設置されたトイレです。男性用、女性用に加えてバリアフリーのトイレがあるのは見慣れている方も多いと思います。

大阪万博では、この3つに加えて「オールジェンダートイレ」が設置されています。オールジェンダートイレは自身の性別や性自認に関わらず使用することのできるトイレです。

大阪万博の会場に設置されたトイレ

性の多様性について議論されることが増え、認められるようになった近年ならではのトイレの形であり、これも新しい文化の一つであるといえるでしょう。

しかし、オールジェンダートイレは国内では新宿の東急歌舞伎町タワーで一度導入され、安全性への不安の声が多かったことから4か月で廃止されたという背景もあります。大阪万博ではこれらの不安を解消するための対策も必要であると感じられます。

未来のセブンイレブンの姿とは?

次は、会場内のセブンイレブンの様子です。普段街中で見るセブンイレブンとは少しデザインの違う店内に加えて、レジの奥には調理スペースがあります。ここでは、キッチンで調理された出来立てのホットスナックを食べることもできます。

万博会場にあるセブンイレブンの店内写真

そして、一番の目玉は接客ロボットです。「newme(ニューミー)」という名前のこのロボットは、従業員の顔を映し出し、遠隔で接客をすることが可能です。これにより、接客に従事する人の人件費を削減できるようになるようです。

これらの取り組みはいずれも未来のセブンイレブンの形を示しているものであり、遠くない未来で私たちの普段の生活でもこのようなコンビニが見られるかもしれないそうです。

5.各国のパビリオン

万博の目玉といえるのが、各国が出展するパビリオンです。これらはただの展示用の建物ではなく、その建築デザインにもそれぞれの国のこだわりが見て取れます。

それぞれの国らしさと彼らの持ち寄ったアイデアや思想。そして、会場である日本の文化との調和。これらを反映させたパビリオンの姿は、芸術と呼べるほどの洗練されたものでした。

中にはまだ建築中のパビリオンもありましたが、未完成のそれですら思わず立ち止まってしまうほどの存在感でした。

6.Adoによるスペシャルライブ

万博の開幕式も終わり、あたりが暗くなってきた頃。鉢嶺が一番心待ちにしていたイベントが始まりました。それは、歌い手Adoによるオープニングスペシャルライブです。

Adoによるスペシャルライブ

映画の主題歌や数々のイベントのテーマソングを務める彼女は、現在の日本文化を代表する存在と言えるかもしれません。そんな彼女は、世界中から観客が集まる万博のスペシャルライブという大役を務めることになりました。

しかし彼女は、そんなプレッシャーを微塵も感じさせないほどの見事なパフォーマンスを見せました。

ライブ当日はあいにくの大雨。しかし、彼女の力強い歌声とパフォーマンスは雨すら忘れさせるほどのものでした。

やがてライブが終わると、会場の空に花火が打ちあがります。雨の空に打ちあがる色とりどりの花火は、ライブが終わり会場を立ち去る人々の心に強く残りました。

Adoのライブのあと、花火が打ちあがる大阪万博の会場

※会場は撮影禁止のため画像はイメージです

7.最後に

今回の大阪万博で、鉢嶺は技術と文化両面での最新を体験しました。今回紹介したものは我々の暮らしを大きく変えるものではありませんでした。

しかし、一つ一つは大きいものではなくてもこういった新しいものが集まることによって、いずれ我々の生活も変わっていくのかも知れません。

そして、そんな新しいものが世界中から集まる万博は、私たちに未来の暮らしを提案しているのかもしれません。

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